スライバーニット

Photo : スライバーの製造工程

スライバーとは、糸の生産工程で繊維の方向を平行に揃えながら伸ばしてできた、糸になる直前の撚りのないふわふわとしたロープ状の繊維の束です。
そのスライバーを専用の編機でポリエステルなどの芯糸に絡ませながら編み立て、起毛をかけて仕上げた生地がスライバーニットです。

スライバーの状態で編み立てることで空気をたっぷり含んで、ボリュームがありながら軽量に仕上がり、暖かさと柔らかさを感じられます。これらの特長からコートやジャケットなどのアウターに多用されています。

イタリア発祥で、現在でもほとんどがイタリアで生産されています。 スタイレムではイタリアのメーカーと協業し、プレーンな無地だけでなくボーダーやチェック、迷彩などの柄物、さらに太さの異なるスライバーを組み合わせて凹凸のある表面に仕上げた商品まで数多く展開しています。