コットン特集 01

SUVIN COTTON

世界の綿総生産量の数パーセントにも満たない世界最高峰の超長綿「スビンコットン」

スビンとは、インド在来種の超長綿SUJATHA(スジャータ)とカリブ海の島国セントビンセント産の海島綿との交配によって生み出された、世界最高峰の超長綿です。インド南部のタミナールドゥ州でのみ栽培され、その収穫量が世界の綿総生産量の数パーセントにも満たない希少性でも知られています。
手摘みにより繊維を傷めることなく収穫されており、シルキーな光沢としなやかな肌触り、しっとりとした風合いが特長です。

スビンコットンの繊維は細長く強度があることで知られています。その繊維長は、一般的なコットン繊維の長さ約28mmに対し約38-40mmで、トップクラスとされる「長繊維綿」の中でも特に長い「超長綿」にあたります。また繊維の細さは約2.9-3.2 Micronaire*で非常に細く、毛羽落ちも少なく柔らかな風合いで、カットソー素材に最適な綿とも言われています。
スビンコットンの中でも、ファーストピック(初摘み)とセカンドピック(2摘目)は純度が高く、高品質とされ「スビンゴールド」と名付けられています。その市場価値は高く、例年相当なプレミアム価格で取引されています。

スタイレムでは、カットソー素材を中心にスビンコットンを取り扱い、なかでもファーストピックのみを使用した素材を「SUVIN PLATINUM(スビンプラチナム)」と称し、最高品質のカットソー素材として展開しています。

*Micronaire(マイクロネア):綿繊維の太さの単位。1cmの長さの繊維が何マイクログラム(100分の1g)であるかによって決め、数字が小さいほど細い。(引用:ファッション辞典)